予防・歯周病
Treatment subuject
予防・歯周病
Treatment subuject
日本人の平均寿命は男性が81.4歳、女性は87.5歳です。(厚生労働省2019年)
生涯にわたって健康な口腔の機能を維持して口から食べていくために、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療を心掛けることはもちろん、ご自身がいかに日々の生活の中でしっかり口腔のケアを行うか、また歯科医師や歯科衛生士による定期的な検診とプロフェッショナル・クリーニングなどの予防処置が重要です。
虫歯や歯周病の予防のために、歯科衛生士による専用の器械による丁寧なクリーニングで歯石や歯垢を除去し、虫歯や歯周病になりにくい状態に口腔内の環境を保ちます。その上で患者様に合った歯磨きをはじめとした日常的な口腔のケアを指導いたします。
歯周病は、口の中の常在菌のバランスが崩れ、いくつかの歯周病の原因菌の活動が活発になって引き起こされる炎症性の病気です。また、糖尿病をはじめとした全身的疾患の影響で悪化することもあります。
歯と歯肉の境目(歯周ポケット)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの歯周病の原因菌が停滞し歯肉の辺縁が赤くなったり腫れたりします。歯周病が進行すると歯周ポケットはさらに深くなり、歯を支える歯茎の骨が吸収されて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
以下の症状にあてはまる方は、歯周病の可能性があります。
お早めにご相談ください。
歯茎に炎症が起き、歯との間「歯周ポケット」が深くなります。痛みはまだありませんが、ブラッシング時に出血することがあります。
炎症が深まり、歯周病菌が顎の骨にまで達しています。歯周ポケットが深くなり、歯はグラグラしはじめます。
顎の骨が半分以上溶けています。歯周ポケットがかなり深くなり、歯はグラグラに。歯茎からは膿が出て口臭も増します。ここまでくると、最終的に歯は抜け落ちてしまいます。
口の中は外から見えにくく、また、鏡を使っても見えない部分がたくさんあります。そのため、自分ではきちんと歯磨きができていると思っていても、実は磨き残している部分がたくさんあることが珍しくありません。全体をきれいに歯磨きできていないと虫歯や歯周病になりやすくなるため、歯科医院では衛生士による歯磨き指導を行っています。
歯磨きの仕方も時代が変わるとともに進化しているため、自分では正しいと思っている歯磨き方法が、実は古いやり方だったということもあります。定期的にクリニックを訪れ、歯磨きの指導を受けることで、虫歯や歯周病を防ぐことができます。